雪の中、業者と設計事務所の人と共にお隣の家へ伺った。
今日の訪問目的は、境界の塀の工事の詳細を詰めるのと、我が家の新築工事の概要説明。
工事方法と期間を説明し、開始日を確認。決まっていなかったフェンスの色も決め、大安吉日の6日から始めることに決定。塀でも六曜にこだわるんだなあ。
次に本題の日照について。
我が家の北側にあるお隣で、一番心配されているのは日当たりのこと。
昨日、奥さんと話をした時点で大きく勘違いされていることはわかっていたので、改めて設計士さんから説明をしてもらった。
法律的には基準をクリアしているけれど、それがそのまま現在の日当たりを保証するものではないことを設計士さんから説明してもらったのだが‥‥。
その時に、奥からおばあちゃん登場。おばあちゃんは私達が引っ越してきた当初から
「前は日当たりがうんと良かったのよ。それが前のおうちが引っ越してお宅が建ってから、1階には全然日が差さなくなって‥‥。」と、私に会うごとに言っているから、相当気にしているのだ。
※前のお宅が引っ越したのは35年前です。これ、前に住んでいた人もずっと言われ続けていたんだろうなあ。
おばあちゃんが来たので、再度本当はもっと高く建てられたのだがおばあちゃんの家への日当たりも考慮して1.5m下げていること、3階部分は床面積を半分以上削っていること、日照権確保のための斜線もかなり余裕をもっていること(設計上は斜線制限の1cm下まで可能だが、ウチは20cm以上下げている)を説明したのだが、3階建て=日当たりが悪くなると思いこんでいるため、聞いてもらえない。
「年寄りはお日様だけが楽しみなの。私の楽しみを奪わないで下さいな」と懇願する。
だから、できる限りの配慮はしたのだけど、「現状の日当たり完全確保」を譲らないおばあちゃん。
会話の雰囲気が、うちが「隣人への配慮がまったくない、法律違反してでも家を建てる悪者家族」になっているーーーー。
「周りの家は3階にしないで皆2階建てで、裏の家にもちゃんと日が当たるように配慮している」
(それは土地が我が家の2-3倍ある所だからです)
「目の前に家が建っても日当たりは変わらないそうですよ」
(外観を見たらそんなはずはないんですが‥‥)
と、どうしても3階建てを止めて欲しい様子。
おしまいには
「あなた、何でこの(家を建てたらおばあちゃんちの日当たりが悪くなる)土地をお買いになったの?」
とまで‥‥。
家を建てるのに、ここまで言われるものなんですか????
思わず
「じゃあ、今更地ですからおばあちゃんがこの土地買って下さい!何も建てなければ日当たりいいですから!」と返した私。
どうどうどう、と夫となだめられたが、どうにも腹の虫がおさまらない。
立ち話で昔の話とか聞いている分には面白くていいおばあちゃんなんだけどなぁ。
1時間程度で終わる予定が大幅にオーバー。節分にも行きそびれた。むむう。