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テキ屋

本の読み聞かせをしに学校へ。
今日はまおがいるクラス。さくらももこの「てきや」を読んだ。

さくらももこの小学校時代、学校の校門の前で売られている様々な怪しいグッズにまつわるエッセイだ。

今住んでいるところには、取り締まりが厳しくて、テキ屋なんか来られないだろう。子供達に聞いても「見たことない」と言っていた。

私の小学校時代には、時々いたよ。子供から見ても堅気そうではないおじさんが、ヒヨコとか、マジックグッズとか、ろうせきとか、型抜き(これはお祭りの屋台でも時々見かける)とか、親に言ったら「そんなもん買うな!」と言われるようなモノばっかり売っていた。でも、買わなくても見ているのは楽しかったなあ。

何もかもが明るみに照らされていて、「いつもどこも健全です」というより、どこかにほんのり薄暗いところ--テキ屋のように怪しげな空間--がある方が、ほっとしたり、わくわくすると思うんだけど、どうだろう。

by 多ぬ吉  at 20:19
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