2006年12月22日
少年ラヂオ
まおと一緒に観にいった、キャラメルボックスの「少年ラヂオ」。
時代は大正15年、スリで生計を立てるラヂオという名の少年と、名家の令嬢・美汐を軸に展開される物語。
飛行機と言えばプロペラ機だった時代にジェットエンジンを開発し、その設計図を巡っての駆け引きは、「新しい発明は、使い方によって世界が良くも悪くも変わる」というダイナマイトの発明のそれとかぶって見えた。
執事役の筑紫野(菅野良一)と美汐の自称婚約者・大牟田(三浦剛)、小さいのと大きいのが目をひいた。筑紫野は劇中でもさかんに小さい小さいと言われていたけれど、大牟田の大きさの方が気になったぞ、私は。
大正という、わずか15年しかなかった時代のことを、私はよく知らない。けれど、この舞台で見る限りでは、戦争の足音が聞こえなくはないけれど、それほど暗い時代じゃなかったのでは、と思った。
by 多ぬ吉 at 22:25