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photo:佐野篤

A PEOPLE CINEMA

没後20年 作家主義 相米慎二
横浜シネマリン


渋谷は“中毒”者も続出
相米神話は、横浜へ──

渋谷ユーロスペースで行われた「没後20年 作家主義 相米慎二 アジアが見た、その映像世界」。

没後10年の2011年、その2年後の2013年と都内では2回の相米慎二レトロスペクティブが行われている。

今回の特徴として、過去に比べ若い観客が多く、また女性客が多かったことが特徴的だった。

この数年の間で、相米慎二という作家が神話として、新しい客層に浸透していたようだ。

その答え合わせのように会期中のSNSでは、“全く新しい体験”として、改めて相米映画が受け入れられたことがよくわかる。

リピーターも多く、全作品を見る強者も多く出た。
1本見るとまた1本が見たくなるのが相米映画。
そうした“中毒”者が続出した。

そして、もっとも多かった声が、このレトロスペクティブを再上映してほしいという声だった。

そして、今回、横浜での上映が決定。
6月26日(土)から7月9日(金)。
相米慎二監督作品・全13本。

上映の規模感としては、ほぼ渋谷ユーロスペースに近いレベルのものとなった。

前回の上映を見逃した方、見損ねた作品がある方、もう一度見直したい作品がある方、そして、相米慎二映画を未体験な方々。

まだまだ新しい体験がそこに待っている──。

また、この横浜シネマリンでの上映決定のタイミングに合わせ、4月3日(土)より映画ジャーナリスト金原由佳のトークイベントの映像配信が行われる(タイトル「映画監督 相米慎二」)。

相米慎二映画の「夏の庭」「あ、春」の現場に密着。以降、公私にわたって言葉を聞き続けた言わば書生の目線から、“映画監督・相米慎二”の普段着の姿と言葉を伝える。

ゲストには相米映画の助手(「夏の庭」撮影助手)を務め、現在は、ポン・ジュノ、行定勲、白石和彌、清水祟など多数の作品の撮影をてがける福本淳が登場。

横浜シネマリンでの上映前の予習として、ぜひ体験してほしい。


「没後20年 作家主義 相米慎二 アジアが見た、その映像世界」

6月26日(土)~7月9日(金)
横浜シネマリン

<上映作品>
全監督13作品 完全上映

翔んだカップル (1980年)
セーラー服と機関銃 (1981年)
ションベン・ライダー (1983年)
魚影の群れ (1983年)
ラブホテル (1985年)
台風クラブ (1985年)
雪の断章 ―情熱― (1985年)
  光る女 (1987年)
東京上空いらっしゃいませ (1990年)
  お引越し (1993年)
夏の庭 The Friends (1994年)
  あ、春 (1998年)
風花 (2001年) 

*上映スケジュール、イベントについては後日、発表されます


「映画監督 相米慎二」
映画ジャーナリスト金原由佳 トークイベント映像配信

4月3日(金)10:00〜4月30日(金)23:59まで、限定配信
料金:2,500円 

お申込み:A PEOPLE SHOPにて受付中


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