12月12日、ユーロスペースにて
トークショーを開催
10月8日よりユーロスペースにて公開された映画「アメリカから来た少女」。
都内での上映は終了したが、監督のロアン・フォンイーの来日が決定、12月12日(月)、ユーロスペースにて、一夜限りの特別上映が決定した。
SARSウィルスが猛威をふるった2003年、台北を舞台に、乳がんになった母をもつ少女の心の軌跡を、陰影深い圧倒的な映像美で描く、ロアン・フォンイー監督による半自伝的映画。
監督としての長編デビュー作が、台湾アカデミー賞と称され中華圏を代表する映画賞である第58回金馬奨にて、最優秀新人監督賞、最優秀新人俳優賞、最優秀撮影賞、観客賞、国際批評家連盟賞を受賞した。
物語は――
母と妹とロサンゼルスで暮らしていた13歳のファンイー。
母が乳がんを患ったため、3人で父が暮らす台北に戻り、久々に家族4人で暮らすことになった。
台北の中学校では「アメリカン・ガール」と呼ばれ、学校生活には馴染めない。
ある日、教師から勧められたスピーチコンテストで、母への正直な想いを伝えようとするが、その前日に妹がSARS感染の疑いで家族全員が隔離され、想いを伝えられなくなってしまう‥‥。
第58回金馬奨で、主演女優賞にカリーナ・ラムとケイトリン・ファンが揃ってノミネートされるなど10部門にノミネートされ、5部門受賞の他、台湾国内の映画祭で数々の受賞に輝き2021年の台湾映画界で話題をさらった。
そんな注目の新鋭監督が来日、作品の特別上映後、登壇し、トークショーを行う。
「アメリカから来た少女」はさまざまな視点から観ることができる映画だ。
<母>で観た人も、<長女>で観た人も、そして、<母と娘>で観た人も。
<父>で観た人もいた、<妹>で観た人もいた、<家族>で観た人もいた。
<馬>で観た人もいた、<台湾>で観た人もいた、<宗教>で観た人もいた――。
映画を観たそれぞれの人に<謎>が残る。
その答えを生で聞くチャンス。
すでに映画を観た人も、はじめて観る人も、ぜひ、劇場に駆け付けてもらいたい。
「アメリカから来た少女」特別上映
ロアン・フォンイー監督トークショー(50分)
12月12日(月)18:30 ユーロスペース
*18:30より本編上映後、ロアン・フォンイー監督が登壇します。
発売:12月8日(木)
アメリカから来た少女
監督・脚本:ロアン・フォンイー
製作総指揮:トム・リン
撮影:ヨルゴス・バルサミス
出演:カリーナ・ラム/カイザー・チュアン/ケイトリン・ファン/オードリー・リン
2021年/台湾/101分
原題:美國女孩|英題:American Girl
©Splash Pictures Inc., Media Asia Film Production Ltd., JVR Music International Ltd., G.H.Y. Culture & Media (Singapore).
配給:A PEOPLE CINEMA
12月1日(木)まで上映中 フォーラム仙台(宮城)
12月10日(土)〜 上田映劇(長野)
12月23日(金)〜 Denkikan(熊本)
2023年1月6日(金)〜 アップリンク京都(京都)、伏見ミリオン座(愛知)、シネマイーラ(静岡)
1月7日(土)〜 シネ・ヌーヴォ(大阪)
1月公開予定 シアターキノ(北海道)