長谷川和彦を読み解く
最良のテキスト
7月9日(土)より、渋谷 ユーロスペースにて開催される「長谷川和彦 革命的映画術」。
脚本作品4本。
名もなき男が江戸の街をひっくり返す痛快艶笑時代劇「性盗ねずみ小僧」。
警察官たちが強盗団に化けて暴走する衝撃作「濡れた荒野を走れ」(1973)。
弁護士の卵ショーケンの脱力的キャラクターに孤独の影を深く刻んだ、哀しみの名作「青春の蹉跌」(1974)。
アメリカンニューシネマ大正アナーキー版☓歌謡モノローグ集ともいうべき、傑作「宵待草」(1974)。
出演作1本。
長谷川和彦の怪演に注目の出演作「夢二」(1991)。
そして、監督作2本。
「青春の殺人者」(1976)
「太陽を盗んだ男」(1979)
上映のユーロスペース、アマゾンなどでは今回の開催を記念して、「長谷川和彦 革命的映画術」を出版する。
7本の上映全作品レビューを掲載。さらに三留まゆみによる「長谷川和彦・論」。
新たな試みとして「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」のシナリオを採録する。
田村孟のシナリオがどのように映画「青春の殺人者」になっていったのか。
レナード・シュレイダー、長谷川和彦の共同脚本「太陽を盗んだ男」のラストはシナリオと一致しているのか。
観てから読むか、読んでから観るか。
長谷川の「革命的映画術」を解き明かす最良のテキストとなるはずだ。
尚、会期中にはトークイベントを開催。
7月9日(土)初日には、岩井俊二が登壇。長谷川和彦と対談を行う。
そして、7月15日(金)最終日には、「青春の殺人者」の水谷豊が登壇。長谷川と対談を行う。
長谷川和彦 革命的映画術 シナリオ「青春の殺人者」「太陽を盗んだ男」
定価:1,650円(税込)
発行:A PEOPLE
販売:ライスプレス
ユーロスペースにて7月9日(土)より発売
長谷川和彦 革命的映画術
主催・運営 パブリックアーツ
企画・宣伝 A PEOPLE CINEMA
7月9日(土)より15日(金)まで 渋谷 ユーロスペースにて公開