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A PEOPLE CINEMA

作家主義 レオス・カラックス アートシアター
1988×2022


クリエイターたちが語る、それぞれの「カラックス」論

4月1日(金)より公開されるレオス・カラックス最新作「アネット」。それに先行して3月19日(土)よりユーロスペースにて「We Meet Leos Carax!」と題した特集上映が行われる。

上映されるのは、「ボーイ・ミーツ・ガール」「汚れた血」「ポーラX」「TOKYO!」「ホーリー・モーターズ」の5作品。

カラックス熱が高まる中、1冊のカラックスに関する本が発売される。「作家主義 レオス・カラックス アートシアター時代1988×2022」(A PEOPLE・刊)。

1980年代は“アートシアター(=ミニシアター)の時代”だった。ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームシュといったスター監督が続々と現れ、“映画監督で映画を観る時代”が続いていた。

1988年、そこに現れたのが“ゴダールの再来”、“アンファン・テリブル(恐るべき子供)”という惹句で現れたレオス・カラックス。

「汚れた血」が公開され、当時の若者たちは衝撃を受けた。同年公開された第1作「ボーイ・ミーツ・ガール」は24歳の時の作品である。

そんなカラックスは「ポンヌフの恋人」の制作が中断するなど、作ること自体が事件性を持って語られる稀有な作家として今日まで撮り続けている。

そして、10年ぶりの新作となるのが「アネット」。また、事件性を秘めた問題作を世に出した。

本書では、そんな1988年「汚れた血」の衝撃から、2022年「アネット」の現在を紡ぐ。さまざまなクリエイターが、それぞれの時代を彷徨いながら語る「それぞれのレオス・カラックス」論。

曽我部恵一、川村元気、行定勲、井之脇海、野村佐紀子、塩田明彦、横浜聡子(登場順)が、カラックスを語りつくす。

そして、相田冬二、月永理絵による全作品レビュー。

それぞれの人の中に、それぞれの時代のレオス・カラックスがおり、それは今も生き続けている。


「作家主義 レオス・カラックス アート時代
1988×2022」

3月19日(土)ユーロスペース、六本木TSUTAYA、アマゾンにて先行販売
3月下旬より一部書店にて発売
定価:1,200円(税込)
発行:A PEOPLE

「We Meet Leos Carax!」
3月19日(土)よりユーロスペース

「アネット」
4月1日(金)よりユーロスペースほかにて全国ロードショー


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