台北暮色 BOOK
ホウ・シャオシェン×エドワード・ヤンという、ふたりの名匠を継ぐ<台湾NEXT BLOOD>女性監督ホアン・シーが手がけたデビュー作「台湾暮色」。その映画遺伝子は、今回製作総指揮を務めたホウ・シャオシェン譲り。その一方で、「カップルズ」のクー・ユールンが主演のひとりを務めるなど、エドワード・ヤンとの繋がりも見える。反射する暮色の街(台北)を舞台に、車で生活する中年の男。人と混じり合えない少年。「ジョニーはそこにいますか?」という間違い電話を何度も受ける独り暮らしの女。そんな3人が孤独の中、出逢い、また、新しい未来が見えてきたとき、彼女の思いがけない過去が明らかになっていく。この独特な世界観を再現するのが「台北暮色 BOOK」。五十嵐耕平監督はじめ、女優の小橋めぐみら著名人たちによるレビューや、主演のリマ・ジタン、クー・ユールン、ホアン・ユエンのインタビュー。さらに、映画「きみの鳥はうたえる」の三宅唱監督とホアン・シー監督の対談に、6000文字に及ぶホアン・シー監督の独占インタビューも掲載。そして、台湾で行われたホウ・シャオシェン監督のインタビュー、日本公開版のエンディング曲「Silent Wonderland」を書き下ろした、Nulbarich(ナルバリッチ)のボーカルであるJQが曲への想いを語るなど盛りだくさんな内容となっている。
目次
- INTORODUCTION
- story
- review/暉峻創三
- interview/ホアン・シー
- interview/リマ・ジタン/クー・ユールン/ホアン・ユエン
- interview/ホウ・シャオシェン
- talk/ホアン・シー×三宅 唱
- review/五十嵐耕平/小橋めぐみ/賀来タクト/相田冬二
- Nulbarich
- 判型 B5
- 頁数 29
- 定価 800円(728円税抜)
- 発行日 2018年11月24日