A PEOPLE BOOKS(エーピープルブックス)

TWILIGHT 台北暮色 PHOTO BOOK

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台湾を代表する名監督ホウ・シャオシェンのもとで映画を学んできた、ホアン・シー監督が手がけた渾身のデビュー作「台湾暮色」。現代の台湾を舞台に、車で生活する中年の男。人と混じり合えない少年。「ジョニーはそこにいますか?」という間違い電話を何度も受ける独り暮らしの女。そんな孤独に生きる3人の物語が紡がれていく。表紙を飾るのが、劇中とても印象的なシーンと誰もが言う、水たまりを走る自転車。水面に浮かぶ波紋。美しく浮かぶ渦。光とゆらめき、それが、映画「台北暮色」全体を表す。そうした数々の美しい映像を写真として伝える「台北暮色 PHOTO BOOK」。ホウ・シャオシェン監督が手がけた後期作品のなかで、しばしばカメラを担ってきたホヤン・シーが映し出す台北の街、自然、ひと。ホアン・シー監督の目を通して、我々に鮮烈に伝わってくる台北の姿、そのかたち。映画「台北暮色」だからできた、独自の企画がついに実現。アート・ディレクションは海外の風景・文化をとらえた雑誌「TRANSIT」などで知られるBOOTLEGが手がけている。単なる観光写真ではなく、呼吸する写真だ。台北のいまを気鋭のデザイン事務所が描き出す。そして、映画評論家として活躍する相田冬二が、映画「台北暮色」をレビュー。

 

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